実験協力のお願い
「ヒトの重心動揺の変化に関する研究」で実験の協力者を募集しています.
- 目的
- 人の咬合状態や下顎位置の変化により,直立状態での重心動揺に変化が見られることは,歯科臨床において事実です.しかしながら,必ずしも学術的に十分な検証がなされていないことから,咬合状態と下顎の位置と身体の揺れや心理状態の因果関係を解き明かすことを目的としています.
- ご協力いただくこと
- グラビコーダーという重心を計測する装置に乗って,あるいはウェアラブル心電計を装着して,(1) 口腔内に何も入れていない状態と (2) 割り箸様スティックを噛んだ状態での重心位置と心電を計測させて頂きます.実験後にアンケートに回答頂きます.
- 対象者:20歳以上の健康な成人男女
- 応募条件:
- 20歳以上.ただし,東工大生は年齢を問いません.
- 現在,定期的に通院・治療中の身体・精神疾患がないこと.
- 重度の頭部外傷や頭部外科手術の経験がないこと.
- 妊娠中ではないこと.
- 実験日時:2024年5月15日(水),5月23日(木),6月5日(水),6月19日(水)
- いずれも13時~16時の間
- 予約サイトより都合の良い日時を選択ください.
- 9月30日までの間に,追加で実験協力者を募集する予定です.
- 予約サイト:https://forms.gle/b681xEBYuwK1d62D8
- 実験場所:東工大すずかけ台キャンパス J2棟 705号室 (伊藤研究室)
- 謝礼:
- 実験協力の謝礼としてQUOカード(1000円分)を1枚差し上げます.
- 交通費の支給はありません.
- 実験方法の詳細
- アニマ社製グラビコーダー (GW-5000),あるいはウェアラブル心電計を装着し,立位閉眼にて計測します.計測時間は30秒から1分とし,1日数回の計測を予定しています.
- 2種類の状態で計測します.
- 口腔内に何も入れていない咬合の干渉がない状態での計測と,左の奥歯での割り箸様スティックを噛んだ状態での計測を行います.
- 歯科医師である平沼研究員監修のもとで実験を実施します.
- 計測は立位かつ閉眼で行いますが,不安等を感じた場合は開眼しても問題ありません.
- 各実験の間に休憩をはさみます.
- 実験直後にアンケートに回答頂きます.回答時間は5分以下です.
- 実験は合計1時間です.
- 個人情報の取り扱いについて:実験結果には研究対象者名を記録しません.つまり「匿名化」して実験結果を記録しますので,研究対象者の個人情報は一切外部に漏れることはありません.
- 研究に関する資料開示について:スポーツ歯科学会,日本心理学会,日本建築学会などの専門学会や研究会・国際学会で講演を行い,国際的な査読付き英文雑誌に研究成果を公表する予定です.
- 研究中断する場合について:
- この研究にご協力いただくか,協力されないかは全く自由です.
- また,一旦同意しても,後で協力したくなくなった場合には,その旨申し出ていただいた時点で測定は中止し,データは破棄いたします.但し,収集後のデータは特定の個人を識別できないよう匿名化をしますので,実験データ収集後はデータの破棄ができません.データの収集後の同意の撤回は事実上不可能です.また,論文等で公表済みのデータは破棄できません.
- 研究への参加に伴う利益・不利益と危害の可能性について:
- 本研究を行うことで,直接的な利益が参加者に生じることはありません.
- また,個人情報保護の観点から,回答内容や生体指標データなどといった個人情報は匿名にして保管・管理され,個人が特定されるなどの不利益も生じません.
- 実験によって健康被害が発生した場合には,適切な医療機関等の手配を行います.また,万一に備えての「補償」が可能な傷害保険に加入しています.
- 本実験は,東京工業大学の倫理委員会承認済です.
- 研究責任者:伊藤浩之
- 東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授
- 問い合わせ先:occlusion(at)nasu.iir.titech.ac.jp
- (at)を@に置き換えてください.